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品目別の厨房機器買取ガイド

冷機はフロン法と年式、エアコンは取り外し工事、製氷機はメーカー。品目によって値がつく条件と手続きが違います。

最終更新:2026年9月4日

厨房機器の売却で品目ごとに違うのは、査定の目線だけではありません。業務用冷蔵庫・製氷機・冷蔵ショーケース・業務用エアコンは、廃棄を選ぶとフロン排出抑制法の手続きが発生します。品目ごとに、①値がつく条件、②必要な手続き、③対応する掲載社、の3つを整理しています。

エリアごとの業者の顔ぶれはエリア別ガイドにまとめています。

どんな厨房機器が売れるのか

厨房機器の売却でまず知りたいのは「自分の店にあるこれは売れるのか」です。中古市場で取引されている主な機器を66品目、8つの区分に分けて整理しました。

この一覧は、当サイトの掲載社すべてが全品目を買い取るという意味ではありません。買取業者ごとに扱う品目は異なります。市場全体で「中古として取引されている機器」の見取り図としてご覧ください。

あわせてフロン排出抑制法の第一種特定製品にあたる機器(22品目)を「対象」と表示しています。この区分の機器は廃棄するとフロン類の回収と行程管理票が法律で必要になるため、売れるかどうかを先に確かめる価値がとくに大きい機器です。

冷やす機器(15品目)

もっとも買取の実績が多い区分です。この区分はほぼすべてがフロン排出抑制法の第一種特定製品にあたり、廃棄するとフロン類の回収と行程管理票が必要になります。動く機器は売るほうが手続きごと減らせます。

機器フロン法買取・処分のポイント
縦型冷蔵庫・冷凍庫(リーチイン)対象流通量が多い定番。製造7年以内が目安
コールドテーブル(台下冷蔵庫)対象サイズが規格化されており需要が安定
舟形シンク付コールドテーブル対象給排水の切り離しが必要
サンドイッチユニット冷蔵庫対象カフェ・軽食店の入れ替え需要がある
ドロワー冷蔵庫対象引き出し式。厨房のレイアウトに合えば需要がある
パススルー冷蔵庫対象両面扉。大型店・給食施設向け
冷蔵ショーケース・冷凍ショーケース対象ガラス面の傷が査定に影響する
ケーキショーケース対象製菓店の撤退でまとまって出る
寿司ネタケース対象業態が限られるぶん専門業者のほうが評価しやすい
アイス・ジェラートケース対象温度帯が特殊。対応業者を確認する
冷凍ストッカー対象霜が厚いと重量が増えるため事前に霜取りを
ワインセラー対象飲食店向けの大型機は買い手が限られる
製氷機対象中古市場の回転が速い。給排水の水抜きが必要
ブラストチラー・急速冷却機対象単価が高く、専門業者ほど正しく評価できる
プレハブ冷蔵庫・冷凍庫対象解体工事をともなう。工事対応の業者が必要

加熱・調理機器(13品目)

ガス機器は都市ガスとLPガスの種別で買い手が変わります。査定を依頼するときに必ずガス種を伝えてください。構造が単純なぶん、年式が古くても引き合いがつくことがあります。

機器フロン法買取・処分のポイント
ガステーブル・ガスレンジガス種の確認が必須
中華レンジ業態が限られるが需要は安定
フライヤー槽の状態が査定に響く
グリドル・鉄板焼き機天板の反り・傷を確認される
焼き台・グリラー焼き鳥・焼肉業態の入れ替え需要
コンベクションオーブン電気式とガス式で買い手が分かれる
スチームコンベクションオーブン単価が高い。使用時間とメンテ歴が評価される
ピザ窯据置型は搬出条件の確認が要る
ゆで麺機製麺機とセットで出ることが多い
蒸し器・スチーマー
業務用電子レンジ出力と年式で判断される
自動炊飯機・ライスロボ大型店・給食施設向け
電気保温ジャー

洗浄機器(5品目)

給排水につながっているため、切り離し作業を誰がやるかを見積もりの段階で決める必要があります。ここが曖昧なまま当日を迎えると搬出できません。

機器フロン法買取・処分のポイント
食器洗浄機(アンダーカウンタータイプ)小型店に需要が厚い
食器洗浄機(ドアタイプ)設置条件込みで判断される
食器洗浄機(フードタイプ・スルータイプ)大型。搬出経路の確認が必須
食器消毒保管庫
ロストルクリーナー・部品洗浄機

製菓・製パン機器(6品目)

パン屋・洋菓子店の撤退で出る区分です。単価が高い機器が多く、専門に扱う業者とそうでない業者で評価が変わりやすいのが特徴です。

機器フロン法買取・処分のポイント
業務用ミキサー愛工舎などの定番機は買い手がつきやすい
ドウコンディショナー対象冷凍・冷蔵機能つきはフロン法の対象になりうる
パイローラー・リバースシーター
モルダー・分割丸め機
ホイロ(発酵器)
ベーカリーオーブン大型は搬出・電源工事の確認が要る

飲料・カフェ機器(7品目)

カフェ業態の撤退で出る区分です。エスプレッソマシンは輸入機のメーカーが多く、中古市場が独立して存在します。国内の厨房機器とは別の評価軸になるため、扱いのある業者に相談してください。

機器フロン法買取・処分のポイント
エスプレッソマシン輸入機はメーカーごとに中古市場がある
コーヒーグラインダーマシンとセットのほうが評価されやすい
コーヒー焙煎機専門性が高く、対応業者が限られる
ビールサーバー・ビールディスペンサー対象冷却機能つきはフロン法の対象になりうる
ドリンクディスペンサー・アイスディスペンサー対象同上
ソフトクリームマシン・アイスクリームフリーザー対象冷凍機能を持つため対象になりうる
かき氷機季節性がある。時期によって評価が変わる

業態特化の機器(9品目)

その業態でしか使わない機器です。総合リサイクルショップでは値がつかず、専門業者なら評価されることがはっきり分かれる区分なので、扱いの実績がある業者を選んでください。

機器フロン法買取・処分のポイント
製麺機(ラーメン・うどん・そば)大和製作所などの定番機は指名の需要がある
熟成庫対象温度管理機能つきは対象になりうる
寿司ロボット・シャリ玉ロボット鈴茂・オーテックなどの定番機
餃子製造機・餃子成形機東亜工業・トーセーなどの定番機
ミートスライサー刃の状態を確認される
真空包装機トーセー(トスパック)が定番
たい焼き機・今川焼き機
おでん鍋
パコジェット(冷凍粉砕調理器)単価が高く専門業者向け

シンク・什器(5品目)

ステンレス製品は単体より、他の機器とまとめて査定に出すほうが評価されやすい区分です。1点だけでは出張のコストに見合わないことがあります。

機器フロン法買取・処分のポイント
シンク(一槽・二槽・三槽)給排水の切り離しが必要
作業台・調理台歪み・サビの状態次第
吊戸棚壁付けのため取り外し作業がある
台車・ラック・棚まとめ売りの対象
厨房用ステンレス板金製品特注品は買い手が限られる

店舗設備・レジまわり(6品目)

厨房機器と一緒に出る設備です。業務用エアコンは取り外し工事とフロン類の回収が必要なため、対応できる業者かどうかを最初に確認してください。

機器フロン法買取・処分のポイント
業務用エアコン(天井カセット・天吊り・床置き)対象取り外し工事とフロン回収が必要
券売機芝浦・グローリーなどの定番機は型番で評価される
POSレジ・レジスター年式の影響が大きい
製氷貯氷庫・ディスペンサー対象
業務用洗濯機・乾燥機設置条件の確認が要る
グリストラップ建物側の設備であることが多い。所有関係の確認を

対応品目は業者ごとに違う

同じ「厨房機器の買取」でも、業者によって扱える範囲はかなり違います。当サイトが2026年9月4日に掲載10社の公式サイトを調べたところ、業務用冷蔵庫と製氷機は10社すべてが買取品目として公表していた一方、業務用エアコンを公表していたのは6社でした。

差が出やすいのは次の区分です。

  • 業務用エアコン——取り外し工事とフロン類の回収が必要なため、工事の体制がない業者は扱えません
  • 製菓・製パン機器/エスプレッソマシン/業態特化の機器——再販先が限られるため、その分野の販路を持つ業者でないと値がつきにくくなります
  • プレハブ冷蔵庫・大型機器——解体工事をともなうため、対応できる業者が限られます

各社が公式サイトで公表している買取品目は比較表の「得意な品目」欄と各社の紹介に記載しています。一覧に載っている機器でも、依頼先によって「買い取れる/買い取れない」が変わります。売りたい機器が決まっているなら、その品目を扱う業者に絞って査定を取ってください。

フロン法の該当は機器ごとの冷媒によって決まります。本体の銘板に冷媒の種類が記載されているので、実際の該当は銘板と業者への確認でご判断ください。自然冷媒(ノンフロン)の機器は対象外です。この一覧にない機器でも買い取れることがあります。逆に、一覧にあっても状態や年式によっては値がつかないことがあります。

廃棄する場合の手続きは業務用冷蔵庫の処分業務用エアコンの処分厨房機器の処分にまとめています。